芸能人は足のサイズではなく、欲しいものリストをプロフィールに載せるべき
確かに私も疑問でした。足のサイズを載せて何になるのか。
身長体重が載っているのはシンプルに「背格好をイメージしやすいように」ということで想像できますが……。
何かのために・何かの役に立つので足のサイズまで公開していると考えるのが自然なので、なんとなく「(靴含め)衣装を準備する人がいちいちサイズを訊かなくていいようにするため」だと思っていました。
あるいは、もしかしたら女の子が「あのアイドル私より足大きいんだ! あはっ! やったやったぁ!」となってその日だけはご機嫌、とかいう役立ち方のケースもあるのかもしれません。
[Q]
芸能人のプロフィールによく足のサイズがのっているのはなぜですか?
身長、体重、生年月日くらいならまだわかりますが、足のサイズを知りたい人なんているのでしょうか・・・。不思議です。[A]
靴をプレゼントしたがるファンは案外多く、サイズ問い合わせも有るからです。
靴をプレゼント?
身内や知人ならともかく、自分のことを知らない誰かに一方的に靴を宅急便で送りつけられる、というのは何かの呪いと思われてもおかしくない行動だと思うのですが、まあそういう文化も存在はするかと思います。
ただそもそも、靴に限らず、ファンからのプレゼントって受け取るものなのでしょうか?
事務所として受け取って、タレントに渡さず廃棄する・明らかな新品は新古品として引き取ってもらう・フリマサイトに流す、とかいうルーティーンがあるのかもしれませんが、いずれにせよ確実に手間はかかるわけで、受け取れば受けるほどコストがかかります。ファン活動の支援と考えればそのコストにも目をつむれる、ということかもしれませんが……。
あるいは大手ならともかく小さい事務所、とりわけ雑草のようにたくましく生きろ系の事務所であれば「もらえるモンはもらっとけ」という方針もあるのかもしれません。
どこかの芸能事務所のサイトで「生ものはNGです」と書いてあるの見たことありますが、それは裏を返せば「それ以外はありがたくいただきます」ということかもしれませんし。
欲しいものリスト形式はどうだろう
- 欲しくないものを送られても廃棄するしかない
- でも本当に欲しいものをプレゼントされればそりゃうれしいし、実際に渡してもらえる可能性もある
というあたりを考えると、これからは「欲しいものリスト方式」がくるのではないかと思います。
欲しいものリスト方式というのは、「各タレントが欲しいものの一覧を公開していますのでどうぞよろしくお願いします」とする方式で、Amazonの欲しいものリストではなくて、例えば以下のように箇条書きにした真の欲しいものリストを公開し、欲しいものが変わったら随時更新するというシステム。
人間が真に欲しいものは衣・食・住。特に「食」です。
すなわち、以下のようなリストを公開します。
- 冷凍ピザ
- 冷凍えだまめ
- 冷凍ポテト
- 冷凍ナゲット
- スイーツ(フォンダンショコラとか)
- ビール(缶)
ファンは事務所と契約しているスーパーマーケットに行き、好きな食品の代金を支払います。スーパーはそれを事務所に一括で届ける、という流れです。
欲しいものリストはウェブサイトで公開してもいいですし、今流行のツイッターやインスタグラムで、「今日の欲しいものリストはこれです」といった感じで公表するのもいいかもしれません。
例えばあなたが福山雅治*1のファンであるとして、あなたが福山雅治の欲しいものリストに従って日々食べ物の代金を払い続ければ、福山雅治の血と肉はあなたが贈った食べ物で組成され続けます。これは付けたり外したりが可能な服飾品を贈るよりも明らかに尊いはずです。ファンは尊みを食べる生き物なので、従来より充実した活動になるといえます。
契約したスーパーは必ず聖地化しますし、「福山雅治の欲しいものリストに掲載! 御用達の品!」とかポップを掲げれば爆売れは間違いありません。ファンと事務所とスーパー、WinWinWinです。
あえて難点を挙げるなら、ファンの金で事務所に届く食べ物が、実際に福山雅治の胃袋に入るという証拠はありません。しかし仮に事務所スタッフの胃袋に収まったとしても、それは福山雅治がスタッフに差し入れしたのと同じことになるので、結局のところはどう転んでも福山雅治にメリットがあるわけです。
まとめ
福山雅治は今やもう何があってもすぐに回復可能ですが、頑張っているけどあまり売れていない芸人さんのような、たとえば南野やじとか*2は少し転んだだけでも致命傷です。
食は今日を生きる源で、明日からの芸能活動の活力でもあります。「真の欲しいものリスト」文化が一般化すれば、あまり売れていない芸能人が犬死にする確率は低くなり、ファンにとっても幸せで、誰にとってもいいはずです。
そう思いませんか?