nu notebook

nu notebook

Evernote WebのデフォルトフォントをCSSでメイリオに変更する

Evernoteが新バージョンになってから1年半、みんなが待ち望んでいるデフォルトフォント変更機能ですが、未だに可能になりそうな気配はありません。
もう仕方ないので、勝手にスタイルシートを当てて、勝手にデフォルトフォントを変更します。

Evernote for Webで行う方法と、Evernote for Windowsで行う方法の両方を説明します。
まずはWeb版の方。

2つの方法がありますが、いずれも以下のスタイルシートを使用します。

@-moz-document domain("evernote.com") {
    body en-note.peso {
        font-family: "Meiryo" !important;
    }
}
  • "Meiryo" 部分はなんでもいいです。sans-serifにすると、ブラウザーのデフォルトのゴシック体になります。
  • 明朝体がいい場合はYu Minchoとかserifとかにもできます。

拡張機能 Stylus を使う場合

画像は Microsoft Edge によるものです。

ツールバーに Stylus ボタンがない場合(Edge等)ツールバーに Stylus ボタンがある場合(Chrome等)
メニューまたは「管理」ボタンからスタイルマネージャーを表示

新スタイルを作成
新スタイルを作成

「コード1: 」と書かれている領域に上述のコードをコピペ
「コード1: 」と書かれている領域に上述のコードをコピペ

Stylus 用のコードに自動で修正してくれるので、「スタイルを上書き」をクリック
Stylus 用のコードに自動で修正してくれるので、「スタイルを上書き」をクリック

名前を入力して保存ボタンをクリック
名前を入力して保存ボタンをクリック

Mozilla Firefoxで、組み込みのユーザースタイルシートを使う場合

Firefoxでも Stylus は使えますが、拡張機能をできるだけ増やしたくないという人向けです。

  1. C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\ランダムな文字列-defaultにフォルダーchromeを新規作成し、その中にファイルuserContent.cssを新規作成
  2. userContent.cssに、上述のコードをコピペして保存
  3. Firefoxをいったん終了して、再び起動

補足

body en-note.peso のもともとのスタイルシートは以下の通りです。
この内容をオーバーライドしている、ということになります。

body en-note.peso {
    font-family: Source Sans Pro,-apple-system,system-ui,Segoe UI,Roboto,Oxygen,Ubuntu,Cantarell,Fira Sans,Droid Sans,Helvetica Neue,sans-serif;
}

system-uiを実装していないブラウザーであれば、Segoe UI 及び sans-serif(つまりメイリオ)で表示されることになります。
Chrome系は割と早めに実装していましたが、Firefoxは2021年9月頃の実装です。Firefoxの更新を意図的に止めている人は、もしかしたらメイリオで表示されているかもしれません。

なお、セレクタen-noteというのは誤記ではありません。実際ページ内に<en-note>~</en-note>という要素が使われています。昔なら「HTMLタグすら知らんのか」となったわけですが、現代では定義すれば使えます。時は流れた。

Web版は以上です。
Evernote for Windows(アプリ版)をメイリオ化する方法は、この後エントリを分けて公開します。

公開しました: nu2.hatenablog.com